これは2度目の敗戦だ
「市民の声ニュース」第85号 (2011、5、1発行)
国民の命が最優先されない日本という国
◆◆これは、2度目の敗戦だ◆◆
66年目の東京大空襲記念日の翌日、東日本大震災が起こりました。
浜に200〜300の遺体が寄せられているなど、現地の惨状が東京大空襲の記録に重なります。
まるで、戦争のよう、「でも爆弾が落ちて来ないだけよかった」と思ったのは大間違い。
放射性物質の拡散という見えない恐怖が終わるメドはなく、海を、大地を汚し続けています。
地震•津波の発生から50日以上経つというのに、未だ1万数千人の方々の遺体が確認されないという、
あまりに悲惨な状況に、ただ、ただ、胸が痛みます。
●次世代に重い負債を残してしまった私たちの責任
福島第一原発からの放射能漏れは収束のメドが立っていません。炉の安定化まで20年、30年かかるかも知れません。20年後何万人の犠牲者が出るかもしれず、経済への打撃も深刻です。これは、日本の第二の敗戦と言ってもよい事態です。
「どうして戦争を止められなかったの?」と私たちが問うたように、「どうして原発なんて作ったの?」と 私たちが後世の日本人から問われる立場になってしまいました。本当に、どうして、どうして、危険だと分かっていながら。悔いが残るばかりです。
日本が地球上に放射能をまき散らしている事態は、国際的にも許されないことです。日本は、真摯に謝罪し、謙虚に世界からの助力を求めるべきです。
ところが現実は、今ある脅威、今苦しんでいる国民をそっちのけに、戦後(復興計画)の利権をめぐって、利権集団がうごめいています。
●相も変わらぬ無責任体制•••地に堕ちた「安心、安全」
先の大戦で、軍部と政治家は無責任に戦争に突入していった(勝てない戦争と知りながら、勇気をもって直言する者がいなかった)、今も全く同じだということを、私たちは、はっきり知らされました。
官僚は、国民のことではなく、自分たちの省益しか考えず、政治家も、国民が苦しんでいる状況に少しでも早く手を打とうとの決断力、指導力を発揮していません。
●相も変わらぬ大本営発表•••インターネット規制まで始まった
大手メディアは、大本営発表で、東電と政府の情報を無批判に垂れ流すだけ。おまけに政府はインターネット規制まで始めています。
先の戦争では、正確な情報を入手できた者が自分の命を守ることができました。今もそうです。私たちは、正確な情報を全国民が入手できるよう斗います。
●どさくさまぎれに、辺野古にV字型滑走路建設を認めてしまった菅政権を許すな
●活断層の上に建つ浜岡原発は、すぐ止めて!
●子ども年20ミリシーベルトの基準は撤廃を!
●一日も早く、日本列島に平和な日々が訪れますように。
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●東京電力は、きちんと賠償責任を取れ! 税金で補償など、とんでもない。
何兆円になろうとも、東電はきちんと自己責任で全ての被害者に補償すべきです。経済活動への打撃で多くの非正規労働者が職を失い、中小企業も倒産の危機に追い込まれている中、税金で補償など、とんでもない話です。
食中毒を出した飲食店はつぶれる、それが現実です。なぜ、東電だけ救済されるのか?
重大事故を起こした東電は、企業責任で早急に当面の被害者への補償を実施し、将来の被害にも責任を取る義務があります。
全資産を出し、足りなければ、株主と融資銀行が責任を取る、それが資本主義の規律です。
東京都も、大株主としての責任を取るべきです。
●原子力に頼らない日本の再生に向け、叡智を集めよう!
政府の復興構想会議とやらができたそうですが、彼らに任せたら、ろくなことにはなりません。
まず、被災者、故郷を奪われた人びとの意見を尊重することから始めるべきです。自然エネルギーに立脚した新しい日本を作るためにすべての叡智を結集させましょう。
「やっぱり原発は必要」と、電事連•政府•マスコミの宣伝で思い込まされている人びとには、「では、自分の住んでいる所に建ててください」と答えましょう。
南相馬から、心の叫びが送られてきています。心の底からの祈りの叫びです。
原子力で電気を作るのは、もう やめてください!
こういう、まっとうな会社がどんどん出てきてほしい!![]()
脱原発宣言を掲げた城南信用金庫のホームページ
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